福岡トリマー学校/コンセプト 学校長からの一言

ペット産業を支えるトリマーについて学長からの一言です。ペット業界は、今後も成長が見込める市場であり、コンパニオンアニマルをキーワードとしたビジネス展開が続きます。

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パディアトリミングスクール学校長から一言

日本の15歳未満の子供の数が1700万人きったのに対して、ペットは、約2600万頭。

これから高齢化が進む日本の社会においても「コンパニオンアニマル」が市民権を持ち、活躍する機会が多くなりそうです。

ペット産業を支えるトリマー

ペットのコンパニオンアニマル化が進み、ペットをパートナーとして考え、共生を求める飼い主が増加しています。

その中で、衣・食・住・サービスなどあらゆる分野で様々な産業が創出・拡大され、ペット周辺産業市場の成長の原動力となっています。2009 年度は他分野と同様に成長率が鈍化したものの、今後も成長が見込める市場である。 少子化や高齢化社会の進行、単身者世帯の増加に伴い、ペットの飼育意欲は向上している。

こうした傾向を受けて、近年では集合住宅におけるペット飼育を可能にするための設備や、商業施設の整備、サービスの拡充が行われている。 今後も当面は近年のトレンドである“小型犬”“高齢化”“室内飼育”“コンパニオンアニマル”をキーワードとしたビジネス展開が続くとみられます。

ペットの資格と業界の今

先に述べたように専門的な知識や技術は必須ですが、その前に我々が求める人材は、社会人としての自覚をきちんと持っている人。 「ペット業界で働くなら動物好きでいいじゃん」なんてことは通用しません。ペットとは人間を介して触れてゆくわけで、人と人とのより良いコミュニケーションがあって成り立つものです。 そのため我が社では、入社と同時に「挨拶」「清掃」を徹底させています。 「清掃」においては、動物達の環境づくりの基本ですが、「気づき」「思いやり」「行動」を育む基礎だと考えいるからです。相手が何を求めているか、自分にできることは何か、どう動けばいいか。これこそがコミュニケーションですよね。 人に対して気づきや思いやりがもてれば、自ずと動物への接し方も変わります。確かP.e.t(沖縄ペットワールド専門学校)さんも「挨拶と清掃の徹底」を掲げていたと思います。

まず自分と向き合い、人と向き合う。動物という「命」に関わる仕事をするわけですから、人としてのあり方は最重要なポイントです。 目指すのは、人・動物・社会を結ぶ人材。活躍のフィールドは多彩!
ペット産業は時代の変遷とともにさらに進化していきます。 特にサービスにおいてはペットの先進国に近づいていきます。となると、ペットが社会に与える影響はますます大きくなることが予想され、そこに携わるトリマーの資質やレベルも高く要求さえるようになります。

社会には動物をあまり好まない人もいますし、こうした中で互いに気持ち良く暮らせる配慮がないといけない。 気配りはもちろん、対応するための知識や技術も必要です。 また、動物医療と美容の融合など、新たなサービス形態に対応できる、高度な知識も求められることでしょう。

今はネット等の活用で、お客様自身が多くを知っていることもあり、それを裏付けるプロとしての「確かな学び」はやはり必要。このようにペット業界の人材ニーズは限りなく、きちんと学びを経ることは極めて有利で、本人次第でどこまでもスキルアップできる業界です。

ペット業界の現状

核家族や少子高齢化が進む現在、ペットはこれまでのような「愛玩動物」から、飼い主の「心を癒す」パートナー的存在にシフトしており、それに並行して飼い主がペットにかけるお金も必然的に増えています。 そのため、ペット産業は従来のような単なる「犬屋さん」から、ペットの服やグッツの販売に重点を置いた「ペットブティック型」や、動物はモノではないというスタンスを基本にして飼い主に対して啓蒙や提案を行う「啓蒙型」ショップへと変化している。

ペットは「ブーム」から暮らしの一部へ。4~5世帯に1頭の割合に! ペットブームといわれて久しいのですが、実はもはやブームではありません。ペットを飼う人は年々増加傾向にあり、暮らしの一部として定着しています。その背景には、少子化に伴い犬や猫を飼う夫婦が増えていること、独身の多くがパートナーとして求めていることなどが上げられます。
ペットフード工業会の調べによると、国内の犬猫の飼育数は2,168万頭で、人間の子ども(15才未満)の人口は1,700万人きりました。また、4~5世帯に1 頭の割合で保有しているという調べもあります。

2兆円産業の背景には「家族」意識があり、業界へのニーズも多様化。
「コンパニオンアニマル」という言葉をご存知でしょうか。従来のペットが愛玩的な意味付けであったのに対し、「一緒に暮らすパートナー」「家族の一員」という意味で使われています。そのため、健康面や衛生面における配慮も高まり、これらに関する商品やサービスのニーズも多様化しています。
現在、ペット産業は2 兆円を突破、今後もその成長は続く見込みです。よって、社会に大きな影響を及ぼす他の産業と同様に、高度な専門知識・技術をもったトリマーの育成が急務となっています。
ペットのプロを目指すなら、まず人としてどうあるべきかを問う。

トリマーとしての基本を大切にしているか?

目に見える成果を急ぐと、つい基本をおろそかにしがちです。
しかし、この基本こそが、職業人として成功するための秘訣であります。例えば稼ぐトリマーとは、カットの技術が優れているという他にも、店内を清潔に整えたり、顧客が心地よいと思える接客ができる人だと思います。つまり、商売の基本を大切にしているかどうかがポイントとなっているのです。 基本を大切にするのはとても地道な作業です。しかし、基本さえ身につけておけば、たとえ仕事で行き詰まったとしても、基本に立ち返ることで自分の現在地を進むべき方向を確認することができます。基本という土台があるからこそ次のステップへ進んだり、別の分野で応用することができると言ってもよいでしょう。 そればかりではありません。次の世代の後継者を育てる際には、教える立場にある自分自身が基本を十分に理解し、体現できることが不可欠なのです。

素直に耳を傾け学ぶ人、これが成功するトリマーの共通点。

「成功している人」とは、そのための思考や行動をどのようにして他学んでいるのでしょうか?

彼らが手本にするのは、「より成功している人」です。自分と「より成功している人」のギャップを埋めるために、より成功している人の人生観、、行動に触れ、素直に自分の生き方に取り入れて実践しているのです。
「これが自分の強み」「これが自分がやりたい仕事」と決め付けずに、自分の強みすらも彼らから教えて貰う。人のアドバイスに素直に従って新しいことに挑戦してきたら、知らないうちに自分の夢をつかんできた。そんな人を私は何度も見てきました。

皆様も、人生のメンター(尊敬する人、上司、先生)の言葉や行動から貪欲に何かを得ようとし、彼らの言葉に素直に耳を傾けてみませんか。パディアでは豊富な講師陣をはじめ、様々な経歴の生徒があなたを待っています。
もしかすると、人生のメンターはそこにあるかもしれません。

トリミングを通して、人に尽くし、感謝される人間になろう

教育において、人格教育は、非常に重要なものであります。
誠に残念ではありますが、世の中代償を払いたくない、楽をしたいと考えている人が多いように見受けられます。しかしトリマーの世界は楽ではありません。「苦労は買ってでもしろ」という言葉にあるように、苦を乗り越える力をつけ、その先の成功をつかむことができるのです。
人に尽くし、奉仕をした結果、感謝される人間となることができます。そして、お世話になった事があれば、こちらからも感謝をすることを忘れずに。感謝の心は、時に人を動かす事も出来ます。逆に言えば、人に尽くせない人間は上に立てないのです。
トリマーにおいても、お客様からお預かりした愛犬を綺麗にし、それがお客様の期待に添えれば感謝をされることもあります。そしてそれが技術向上の励みとなり、活力となるのです。我々もトリミングスクールを通じて、「奉仕」「感謝」の心を伝えていければと考えております。